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2009年1月18日日曜日

腸穿孔敗血症ショックARDS

今日は8時前に病院からコール。
あと30分余りで当番から解放されるというところの出来事であった。
これで今年になってから月木土月木土と連続6回のコールである。

しかも今日はタクシーがつかまらない。
各駅停車しか止まらないような駅近に住んでるとこういうとき非常に困る。
仕方ないので電車に飛び乗っていくこと3駅。
駅にタクシーが常駐してそうな大きめな駅まで行くと案の定タクシーが。

約束通りに1時間以内に手術室に到着。
患者を迎えると喘ぎ呼吸で意識障害があるようだった。

発症から何日経っていたかは分からないが、severe sepsis、ARDSであろう。
RSI→AOSで維持しながら外科医に10分弱待ってもらいCVCを挿入。
手術開始後しばらくはバイタルもそこそこで維持してたが、腹腔内にたまった
得体のしれない液体を5000mlも吸引すると、その後は血圧が低下の一途をたどる。
その後はポンピング、DOA、NOR(今日は0.3γでも昇圧できなかったから
エピネフリンも一時的に使用)でサポート。
最終的にはエピネフリンなしで退室。乳酸値は2.6mmol/L程度。 pH 7.20程度。
SSGC2008を意識して行った私の麻酔は正しかったのだろうか。