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2010年2月28日日曜日

Training in Rena(其の九)

ランニング:40分5.50km(10k/h 25min, 12k/h 5min, 8.5k/h 10min) 計47.4km

筋トレ:背筋、腹筋それぞれ20×2セット

今日はルネのお兄さんに筋トレの仕方を教わった。20回ようやくできる位の負荷にして、2-3セットできるのがいいらしい。
 

2010年2月27日土曜日

一期一会

人生は全てが素晴らしい。
それは決して私が恵まれた環境にいるから思うことではない。
人との出会い、会話、他人の考えやその過ごしてきた環境に会話を通して間接的にでも触れること、全てが新鮮で学ぶことがたくさんある。
自分にとって新しい考えに触れるとき、それが「お、これは使える」と思えるか右から左に流れていくかは受信者の問題。受信者のアンテナが立っていないと同じ環境におかれても、有用な情報やブレイクスルーとなる考えを素通りしてしまいかねない。「受信者の準備ができていれば指導者は求めなくても自ずと現れる」という言葉を聞いたことがあるが、それはまさしくその通りである。
今日は勤務している大学病院の学生の研究や考えに触れる機会を幸運にもいただいた。数年しか人生経験が違わないところなのに、いち臨床麻酔科医として学生の進路の相談に答えることは非常に心苦しかった。もしかしたら自分のコメントで学生の進路を変えてしまうのかもしれない(まぁそれくらいの影響力があるのはそれはそれで凄いことだろうが)、とか、麻酔の真髄を教えて一人でも多くの学生さんに麻酔科を選択してもらいたいとかそんなことを思わなくもなかったが、結局自分が持っているもの以上は提供できない。私の場所から見える景色を率直に伝えて、それで麻酔科を選んでくれるならこんなに嬉しいことはない。
 進路に迷っている医学生に私ができたアドバイスは「楽しいことを楽しんでやるのがいい」ということだけである。麻酔に興味があると言うだけで麻酔科を選ぶ素質は十分ある。そんな学生さんにはぜひ麻酔科学の明日を担ってもらいたい。

2010年2月26日金曜日

投稿した論文の査読が返ってきた

27時就寝の当直明けに医局のメールボックスを覗きに行ったところ、投稿した論文の査読結果が郵送されてきていた。2人の査読者からのコメントが書かれていた。最近急患やら重症患者さんの管理やらで燃え尽き気味な私のやる気がちょっぴり回復した。2人の査読者は丁寧に私の症例報告を読んでくださったようで、私の不完全な部分を見事に補完してくださる内容だった。井の中の蛙である私の毎日の麻酔経験が少しだけ外海に開かれる瞬間。非常に幸運なことである。

全てのinputはoutputのためにあると感じた一日だった。

2010年2月21日日曜日

Training in Rena(其の八)

ランニング:60分8.85km(8k/h 20min, 8.5k/h 10min, 9.0k/h 10min, 9.5k/h 10min, 10.0k/h 10min) 計41.9km
筋トレ:背筋、背筋、大胸筋それぞれ15×2セット

40分程度走ると走るのが楽しくなってきた。もっともっと走りたい!、でも体は結構疲れている、でも軽くなってくるという感覚。今日のペースで走れるようになるとハーフマラソンは135分+20分程度で完走できるのだろうか?
インドアでのトレーニングばかりだったから一度外でも走ってみたいところ。

2010年2月20日土曜日

Training in Rena(其の七)

昨日は心外緊急手術のオンコール。のべ14時間麻酔してしまった。
手術と麻酔が終わってICUに搬送、色々終えたら終電に間に合わなかったので、病院で仮眠して始発の地下鉄で帰宅。
5時台というのに座れない程度に電車が混んでいてビックリした。

ランニング:40分5.95km(8k/h 20min, 10.5k/h 5min,  8k/h 10min, 10.5k/h 5min 途中から傾斜2.0にて)

筋トレ:腹筋、背筋、大胸筋、大腿表裏それぞれ15×2セット

今日は体力年齢測定をしてもらった。
体力測定といってもやることは11分間バイクをこぐだけである。その負荷に対する心拍数の変動から最大酸素摂取量(VO2 max)という値や体力向上のための有酸素運動時の心拍数目標などを数値化してくれるのである。ちなみに私のVO2 maxは40.2ml/k/minだった。12km/hで走るためのVO2 max は45.5必要だそうだ。7ヵ月後のハーフマラソン完走のためにどの程度の負荷でトレーニングしていけばよいかちょっとずつ見えていきそうである。
あとは体幹の筋肉を中心に筋トレしていこう。

2010年2月18日木曜日

Training in Rena(其の六)

奇跡的に19時過ぎに帰宅できたのでトレーニング


30分4.5km(8k/h 10min, 11k/h 5min, 8k/h 10min, 10.5k/h 5min)
筋トレ:腹筋、背筋、大腿前後、大胸筋 各2セット

2010年2月15日月曜日

Training in Rena(其の五)

今日も雨が降る寒い一日。

ランニング:20分2.6km(8km/hr, 傾斜2.0)
筋トレ:腹筋、背筋、大胸筋、大腿表裏それぞれ15×2セット

2010年2月14日日曜日

Training in Rena(其の四)

夕方から当直だったので、11時前からトレーニングに。

ランニング:60分8km(8km/h持続、途中6-7km地点で傾斜2.0に)
筋トレ:なし

昨日は大分負荷をかけたので(速度12km/hで走ると1km走っただけでもゼエゼエしてしまう)、今日はあまり負担に感じないような速度で走ってみた。開始13分頃から汗をかき始め、20分頃でちょっとやめようかなと思うものの、30分過ぎからどんどん走りたくなってきて楽しくなってきた。もうちょっとこの3回/週のペースで練習を続けられれば習慣になりそうだ。
走っていて汗をかくと、眼鏡が邪魔になるので、コンタクトレンズで走っているのだが、夕方からの当直に眼鏡を持っていくのを忘れてしまった。

2010年2月13日土曜日

Training in Rena(其の三)

外は雪だったのでインドアトレーニング。
今年に入ってから東京も何度目かの雪だ。

ランニング:40分6km(9km/hrで3km、12km/hrで1km、7km/hrで1km、11.5km/hrで1km)
筋トレ:腹筋、背筋、大胸筋それぞれ20×2セット

小出義雄氏の著書(マラソンは毎日走っても完走できない~角川SSC新書)に初心者向けの練習方法がいろいろと書いてある。氏によるとただ毎日走るだけではフルマラソンは走れない、緩急をつけ心肺に負荷をかけた練習が重要なようだ。100kgを超えた人が30kgも減量してついにフルマラソンを完走したというエピソードなどはやる気がでる話だ。継続することの大切さがよくわかる。
私はまだ初心者も初心者なので、あせらずやっていこう。

夜は夜で広尾に友人と油そばを食べに。「油そば」は名前からするととっても油ギトギトハイカロリーラーメンかと想像していたが、その実、かなりあっさりとした味わいであった。太めの麺が入った器の底の方にスープがごく少量あり、酢とラー油をお好みの量をかけ、混ぜ合わせて食べる。ラーメンやつけ麺というよりは盛岡のじゃじゃ麺に近い。そう思い返すとじゃじゃ麺でも酢とラー油を調味料として使っていた。油そばという名前だけで、麺好きな女性客を逃しているような気がするから名前を変更したほうがよいかもしれない。

2010年2月12日金曜日

論語物語―下村湖人

下村湖人(1884-1955)は佐賀に生まれ明治~昭和を生きた小説家、社会教育家と言われている。
論語を書いた本は「原文、書き下し文、現代語訳」のような体裁をとるものが多い中、この本はまさに論語の中の言葉をもとに描いた「物語」である。それも一つの物語でなく、一冊の中に28の短編があり、非常に読みやすい。1938年に出版されたものとは思えないほど、読みやすい。

「お前は、自分で自分の欠点を並べ立てて、自分の気休めにするつもりなのか。そんなことをする暇があったら、なぜもっと苦しんでみないのじゃ。お前は、本来自分にその力がないということを弁解がましくいっているが、本当に力があるかないかは、努力してみた上でなければわかるものではない。力のない者は中途で斃(たお)れる。斃れてはじめて力の足りなかったことが証明されるのじゃ。斃れもしないうちから、自分の力の足りないことを予定するのは、天に対する冒涜じゃ。なにが悪だといっても、まだ試してもみない自分の力を否定するほどの悪はない。それは生命そのものの否定を意味するからじゃ」(62頁)

「足一歩門外に出たら、高貴の客が目の前にいるような気持でいるがよい。人民に仕事を命ずる場合には、宗廟の祭典にでも奉仕するつもりでいるがよい。そして自分の欲しないことを人に施さないように気をつけよ。そしたら、邦に仕えても。家にあっても、怨みをうけることがないであろう」(122頁)

「人間の正しさは、人間相互の愛を保護して育てていくことにあるのです。法律も法律なるがゆえに正しいのではなく、それが人間と人間との関係を、愛に満ちたものにすることができる限りにおいて、正しいのです。このことを決してお忘れになってはなりません。ことに、親子の愛は愛の中の愛であり、人間界の一切のよきものを生み出す大本なのです。それを法律の名によって、平気で蹂躙することを許すような国に、正しい道が行われていよう道理はありません。」(204頁)

「君子にも行き詰まることがある。しかし君子は濫(みだ)れることがない。濫れないところに、おのずからまた道があるのじゃ。これに反して、小人は行き詰まると必ず濫れる。濫れればもう道は絶対にない。それが本当の行き詰まりじゃ。」(224頁)

New TrollsのConcerto Grosso live

7曲目に収録されている"Andante(Most Dear Lady)"は初めて聴いたときから今日に至るまで、折々で聴き続けているバラードの名曲である。プログレッシブロックというジャンルに分類されているようだが、そんなジャンル分けが無意味と思えるほどの美しい旋律を持っている。オーケストラと協演していることもあり壮大な世界観ではあるが、しっとりと悲壮感漂う、しかし愛に溢れた曲である。
私がNew Trollsというバンドの存在を知ったのは大学時代に聞いていたラジオでの紹介だった。その後暫くバンドの名を忘れないようにずっと「いつか聞こう」と自分の心のうちで暖めていた。そしてこのアルバムを購入したのは研修医2年目のときであった。実に4年越しの邂逅である。アルバムに収録された曲はどの曲も美しい宝石のような輝きを放っていたが、一際輝いていたのがこの"Andante"である。右も左もよくわからず数カ月おきにいろいろな科をローテートしていく研修医時代に非常に慰めになったのを覚えている。特に初めての麻酔科やICU当直見習い。この曲を聴くとくさくさしている心が素直になっていく。なんて自分はいつもつまらないことに拘っているのか。狭量な人格を棚に上げて人を隙あらば批判してしまいがちな自分の小ささに恥じ入る。それはヴォーカルのハーモニーがあまりにも美しいからか、オーケストラに癒されるからなのか。こういう「いつ聴いてもいい曲」と思える曲があるのは大変幸せなことである。

下村湖人の「論語物語」を読みながら"Andante"を聴きながら1週間の終わりに思ったこと。

2010年2月11日木曜日

当直明け(Training in Rena 其の二)

今日は手術室でポンピングしなくてもよい休日だったので、筋トレに行った。
・ランニング:20分で3km
・筋トレ①-⑤をそれぞれ15-20回×2セット
・バイク:10分
・クロストレーナー:10分

エクササイズの不思議なところは「やるまでがとっても億劫、やり始めるとやればやるほどもっとやりたくなる」というところ。高校生の頃の部活に似ている。やりすぎにならないよう、はやる気持ちを抑えてまずは習慣化。歯磨きするようにエクササイズ、だ。もう少し慣れてきたら「バイクに乗りながら読書」に挑戦してみよう。

2010年2月8日月曜日

トレーニング再開

昨日久しぶりにランニングマシーンの上で20分ほど走ったり、トレーニングマシンで筋トレをしたが、案の定少々筋肉痛になった。
トレーニング再開にあたり体脂肪率や筋肉量を測定してもらったのだが、BMIは平均以下であるにも関わらず「肥満型」という結果であった。太ってはいないだろうという自覚はあっただけに結構ショッキングだった。そしてこれもトレーニング再開にあたってなのだが、オリエンテーションをしてくれたトレーナーの方から「3ヵ月後の目標」というのを具体的に文字で書くようにと教えてもらった。私は
・体脂肪率を3%低下させる
・筋肉量を1kg増やす
こういった目標がどの程度実現可能なのか不可能なのかよくわからないが、トレーナーの方は「3ヶ月で1.5kg筋肉を増やすのは相当頑張っても難しい」と言っていたので「1kg」という目標も相当に難しいかもしれない。だが目標を具体的に数値化するのは非常にやる気がでる。目標を達成するために、まずは通い続けることを「歯磨きをするように」習慣化するのを目標にしよう。

2010年2月7日日曜日

生きがいの創造―飯田史彦

「生きがい」を持つための条件
・人生に希望を持っていること
・自らの役割の自覚があること
・明瞭な価値観に支えられていること
・アイデンティティを失わないこと
・根性を持って障害に立ち向かうこと

「死後の生命」や「生まれ変わり」についての客観的根拠を可能な限り科学的に検証した論文の数々をよりどころとして生きがいを論じた書である。
本書は生きる意味を、自分自身の現在の人生が「中間生」(この世の人生と次のこの世の人生の中間、あの世にいる状態)を経て次の人生を生きる中途にいるのを意識することで、より充実したものにできることを説いている。肉体の人生という枠の中だけで語る人生は生まれてから死ぬまでである。しかし本書では、肉体の死後も意識は残り、中間生を経て次の肉体を探し、また現世で生きていくという。その「意識」としての生命はずっと生きていく。いろんな地域、宗教、時代、性別の人の間を行き来しながら。そしてそれを科学的に検証した研究が数多くあり、「死後の生命がないことを立証することはできない」という。ないことを証明するのは確かに困難だろう。
日々麻酔をしているといろんな合併症をもった患者さんに出会う。閉塞性動脈硬化症、喘息、心筋梗塞、心不全、脳梗塞、腎不全、こんなに全身の臓器に合併症を持っていて麻酔に耐えられるのかと思うような方にもよく出会う。そんな状態の人に可能な限り安全に麻酔をするのが麻酔科医としての私のアイデンティティと考え日々行動している。結果、どうしようもなく厳しい状態になっていってしまうこともある。臨床医として恥ずかしくないレベルの麻酔を提供し、知識技術を吸収し続けていくことは勿論大事。そういう理論的・現実的な対処法を学ぶことにプラスして、日々自分が接する患者さん、患者さんの家族、外科医、看護師、皆何らかの縁があって現世の同じ時期にお互いに関わりをもって生きているのだという偶然に感謝して仕事をするとまた充実度が変わってくるような気がした。相手のためにしている仕事は自分の成長のためにもしているのだ。