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2010年6月3日木曜日

遅きに失した

6月2日
8ヵ月半はこんなことを言うためにあったのだろうか。
「政権与党のしっかりとした仕事が、必ずしも国民の心に映っていない。国民が徐々に聞く耳を持たなくなってきてしまった」
最後の最後まで残念なリーダーであった。
こうなった結果は彼自身だけのせいではないだろうが。
見方を変えると「マスコミによってつくられた世論に同調した国民」が低支持率を作り出し、それを武器に退陣論を強めたマスコミにリーダーは退陣させられた、という図式に取れなくもない。後世がこの時代をどう評価するかは分らないが、私には何1ついいところが見えない8ヶ月半の治世であった。

***
6月1日
血圧80-90程度、A-lineの波形もイマイチ・・・とこれだけで見て管理していたら、もしかすると輸血していたかもしれない肝切除術で輸血せずに済んだ。出血量自体は予想循環血液量の30%程度と少なくなかった。それでも輸血をしなかった根拠は、患者さんが若かったこと、SVVの値が術後半でせいぜい10%と低かったこと、CIも十分保たれていたこと、である。手術室退室後、翌日まで血圧低下はなかったようだから、「輸血をしなかった」判断は正しかったのだろう。FloTracを利用することで避けられる輸血はまだまだありそうだ。
 先日の講義に引き続き、酸素療法実習の講師を務めた。14人30分×2の1時間程の実習で、アンビューバッグの使い方、ジャクソン・リース回路の使い方を覚えてもらった。実習形式で不特定多数の看護師さんに教えるのは初めての経験だったので、わき汗をかきながら、えらく緊張した。いい経験になった。どこまで分っていないのか、どうやったら興味を持って手技を行ってもらえるのか、いろいろと勉強になることしきりだった。
ドーナツとブラックコーヒーをどうもありがとうございました。