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2012年11月13日火曜日

(本) 情報をさばく技術 - 木山泰嗣 (2012年、日本実業出版社)

著者は弁護士の方で、色々と著書があるようです。少し前に読んだ本ですが、本がどこかに行ってしまう前に、メモとして残しておこうと思います。

・「プロセス」を分析できるようになるには、コツがあります。「関連書籍」や「論文」などを読む中で、「ふっと思いついた疑問」「わきあがってきた疑問」を大事にするのです。p67
・「わからないこと」や「疑問点」を、まずはノートに書きます。p68
・自分のなかで「ひっかかること」を謙虚に受け止めましょう。p68
・全部を読むのではなく、あくまであなたがすべき仕事の「目的」との関係で、答えがでればよく、その答えをだすためにだけ読めばよいと考えましょう。
いっけんあたりまえのようですが、じっさいには「目的」を意識しないまま、情報の海に飛び込んでしまう人がほとんどです。あまりに大量の情報があるため、最初から気持ちが情報の海に飲まれてしまうからでしょう。p135
・こんなにたくさんの資料があったとしても、目的を達成できたのであれば、それ以上に読む必要はありません。全体の5%しか読んでないとしても、あなたがやるべきリサーチの目的が達成できたのであれば、それで終わりです。それ以上に読んではいけません。ムダな時間になるからです。p186

と書き出してみると、まぁおっしゃるとおりですよね、となりますが、資料や論文をどのくらい「読まないといけないか」を体でわかるようになるためには、ある程度の数をこなさないと難しいんじゃないかと思いました。情報の収集効率に関しては、私はまだまだ道の途中。